東海道線二宮駅の発車メロディーが、1月9日(土)から唱歌『朧月夜』(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)に変わる。4月10日(日)までの期間限定だが、地元や駅利用者から支持があればその後も使用される可能性があるという。
メロディー変更は、昨年10月に二宮町と同町観光協会、商工会がJR東日本横浜支社へ要望書を提出、働きかけて決定した。「早咲きの菜の花の名所として知られるようになった吾妻山に親しみを感じてもらい、菜の花といえば二宮町を思い浮かべて訪れてほしい」。そのような願いから、歌詞で「菜の花畠」をうたっている『朧月夜』が選曲された。
事前に観光協会が中心となり、地元住民と観光関係者、駅利用者などを対象にアンケート調査を実施。同曲を使用することに、回答者約860人中89・3%の賛成があったという。
新しいメロディーは9日の始発電車から使用。下り1番線と上り2番線のホームで異なる音が流れる。
また、菜の花の見頃に合わせて様々なイベントを行う「菜の花ウォッチング」が同日から始まり、同駅改札前の自由通路で午前10時から発車メロディーの発表セレモニーが開催される。テープカットと二宮演奏家協会の音楽家による演奏と歌などを予定している。
町は観光客らの意見を再び集め、評判が良ければ『朧月夜』の使用を継続してもらえるよう、JRへ依頼する意向だ。同社も前向きに検討する姿勢を示す。
近隣駅では小田原駅が『お猿のかごや』、平塚駅は『たなばたさま』、茅ヶ崎駅でサザンオールスターズの『希望の轍』の発車メロディーを使用している。
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