政府は26日、2020年東京五輪・パラリンピックの参加国と地域に対し、スポーツや文化などの分野で交流を図る自治体を「ホストタウン」に登録した。大磯町は、県と小田原市、箱根町と共にエリトリア国をホストとして迎える。
第一次登録の今回は、69件の申請中44件がホストタウンに認定された。迎え入れる国の選手、関係者などとの交流を通し、スポーツ振興や観光活性につなげることが目的で、登録自治体は国からの助成を受ける。
県と1市2町などは昨年9月、エリトリアと事前キャンプに関する協定を結び、県内の事前キャンプ地第1号に決定していた。今回の登録を受けて関係団体なども含めた実行委員会を組織し、大会中のキャンプ受け入れや慰労会などの事業を共同で行うほか、スポーツや教育、経済、文化活動を通して同国ホストとしての機運を高めていく。大会終了後の継続的な交流も図る。
大磯町政策課は「オリンピック・パラリンピックは日本にとって大きなイベント。(ホストタウンの効果を)スポーツだけでなく、教育や子育て、観光資源のPRにも波及させていきたい」と話している。
シドニー五輪銅メダル獲得
北東アフリカのエリトリア国は、紅海に面する人口約560万人の小国。30年にわたるエチオピアからの独立闘争の末、1993年に独立した。2000年のシドニー五輪に初出場し、04年のアテネ大会では男子1万mでゼルセナイ・タデッセ選手が銅メダルを獲得。15年に北京で開催された第15回世界陸上競技選手権では、ギルマイ・ゲブレスラシエ選手が男子マラソンで史上最年少となる金メダルに輝いた。
県内でホストタウンに登録された自治体は他に、平塚市(リトアニア)▽厚木市(ニュージーランド)▽横浜市・川崎市(英国)。
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