中井町の関野奏子さん(18)が、伊勢原高校山岳部として「第7回全国高等学校選抜クライミング選手権大会」の県代表に選ばれた。初となる全国で予選通過を目標に掲げ、ジムトレーニングに汗を流している。
スポーツクライミング種目は、リードとボルダリング、スピードの3種目に大別される。選手権の種目となるリードは、選手(クライマー)とロープを支える補助役の2人で行われ、高さ15mの人工壁を登りルートのラインに沿った最長到達距離で順位を競う。
関野さんは11月3日に行われた神奈川県予選で優勝し、初めての全国大会出場を決めた。「嬉しい。結果が残せて良かった。全国大会では自分ができることをコツコツと積み上げ、予選を通過したい」と笑顔で抱負を語る。
小学4年生から器械体操を始め、中学校では並行して陸上部にも所属したスポーツ少女。クライミングには、小学5年生のときに県立秦野戸川公園の施設で初めて出会った。そり立つ壁を登る楽しさを知ったことで、競技に関心を持つようになったという。
けがで断念した器械体操に代わってクライミングに挑戦しようと考え、進学した伊勢原高校で山岳部に入部した。部員は2人と少ないが、関野さんは毎日のように厚木市のボルダリングスタジオや秦野戸川公園で練習に励む。「登る事が好き。試行錯誤してゴールを達成することで感じられる成長が嬉しい」という。
12月6日には伊勢原市役所を訪れ、高山松太郎市長に県大会の優勝と全国への出場を報告。シューズなどを持参し、競技の説明もした。スポーツクライミングは、3種目の複合競技として東京五輪の競技種目に選ばれていることもあり、高山市長は「将来はオリンピックを目指して、全国大会も頑張ってください」とエールを送った。
全国大会は埼玉県加須市で12月24日(土)から始まる。
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