ブランド産品の開発に向けて、中井町の地域資源を活用した品を紹介する「里都(さと)まち♡なかいブランド・フードマルシェ」が、中井中央公園野球場駐車場で12日(日)に開かれる。6団体が出店して販売と試食を行う。
地域経済の活性化を目指す中井町では今年度、学識経験者や町民らで構成する里都まちブランドプロジェクト部会を中心にブランド開発を進めている。一次産品や飲食メニュー、工芸品などの特産品づくりにチャレンジする事業者を昨年10月に募集。企業や町民グループなど6団体が試作に取り組み、フードマルシェが開発品の初披露目となる。
同公園でマーケットを開催しているみかんマルシェ実行委員会は、町内で栽培されたみかんを材料にしたパンや焼き菓子、麺などを販売する。「お釜プロジェクト」を掲げる中井町商工振興会では、調理道具として使われていた釜のある暮らしを提案。釜の製作と販売を行い、地場野菜をのせた焼きたてピザを売る。
中井町の農産物をたっぷり入れて鍋一つで手軽に作れるラーメン「ぽんぽん麺」を開発したのは金子製麺。生麺と乾麺、調理した200食を提供する予定で、足柄上商工会が松田町で先月実施した地酒と食の祭典では、300食が完売するほど人気を集めたという。ご当地グルメとして家庭や飲食店での普及、農産物の地産地消拡大を目指している。
地域交流団体子育ての輪Leiによる、野菜や果物から抽出したエッセンシャルオイルも出品。マルハン食品の生姜の佃煮と、いさみやの中井オリジナルジェラートは試食ができる。
同日開催の自転車イベント「キッズサイクルフェスティバル」もあり、町では「各団体が試作を重ねて生み出した中井町の新しい魅力を知ってほしい」と話す。開発品は同公園パークゴルフ場隣に建設中の(仮称)里都まちカフェで展示・販売する計画だ。
時間は午前9時から午後3時30分まで(品物によりなくなり次第終了)。問い合わせは町環境経済課【電話】0465・81・1115。
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