大磯城山公園旧吉田茂邸地区の日本庭園を会場にした公募展「おおいそ野外アート2017」が、4月16日(日)から開催される。心字池と竹林、兜門、園路などの周辺に多彩な作品を設置し、庭園と調和した芸術空間をつくり出す。
旧吉田邸の再建を記念する野外アート展は、大磯町観光協会や同公園、近隣の文化芸術団体などで組織する実行委員会が主催。一昨年に続き2回目を数える。大磯・二宮町を含む県内13市町と都内、千葉県からプロ・アマが作品を寄せた。世界的な造園家中島健が設計した日本庭園に彫刻やオブジェ、生け花、工芸などの作品38点を設置するほか、管理休憩棟に絵画14点を展示する。
2度目の参加となる華道家の上原瑞光さん=藤沢市=は石垣に生け花の大作を飾る。「立体感ある岩に蔓を這わせ、岩と植物とのコラボレーションができそう」とイメージを膨らませる。都内から応募したアーティスト大浄空(あき)さんは、品川区の小学生360人と制作した絵画などを一つにつなぎ合わせて出展する。
「日本庭園と作品が一体になって、庭園の魅力をさらに高める芸術祭にしたい。将来的に町内の至る所や一般家庭などにもアートがある町並みづくりへ向けた提案になれば」。実行委員会で事務局長を務める高橋忠則さん=大磯町=はそう期待を寄せる。5月21日(日)まで。時間は午前9時から午後4時30分まで。入園無料。
5月14日(日)には、土や木の枝で絵を描くワークショップを開く。大磯町内在住の小学5・6年生と中学生が対象。地元の彫刻家西村浩幸さんが講師を務める。参加費無料。定員20人。申し込みは大磯町観光協会【電話】0463・61・3300。
野外アート展に関する問い合わせは大磯城山公園【電話】0463・61・0355。
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