強い甘みと程よい酸味が特徴のハウスミカン「湘南の輝き」の出荷作業が、26日から大磯町のJA湘南みかん選果場で始まった。露地栽培のミカンと比べて高価だが、贈答品としての需要が高く中元商戦が始まると品薄に。9月中旬まで、約40トンの出荷を見込む。
初出荷は昨年と比べて4日遅く、2戸の農家から約1・7トンが集まった。ベルトコンベヤー上の装置で表面につやを出すワックスが塗布されたミカンは、選果場の従業員が傷や色づき具合をチェックして丁寧に箱詰めしていった。
湘南の輝きはJA湘南が2005年に商標登録したブランドミカンで、大磯町と二宮町の農家6戸が生産している。ハウス内を11月ごろから加温することで露地ものより3カ月ほど早く収穫でき、春先からは水切りなどの潅(かん)水管理で木の水分吸収を抑制。糖度12度以上、酸度1以下という甘みの強いミカンに仕上げる。
ハウスみかん組合の守屋隆組合長は「今年は雨が少なかったので生育条件に恵まれ、上々の出来栄え。一般的なミカンと比べると小ぶりに見えても、甘さでは負けません」と話した。
平塚市寺田縄のJA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」をはじめ、しまむらストアーなどで販売されている。化粧箱1・25kg入り2350円、2・5kg入り4550円、段ボール5kg入り7900円。問い合わせは同選果場【電話】0463・73・1366(平日のみ受け付け)。
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