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二宮町長インタビュー 新庁舎建設に具体案子育てケア更に充実

政治

公開:2018年1月1日

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村田邦子二宮町長
村田邦子二宮町長

 ―新庁舎の整備に向けた動きが見えてきた。

 2017年度中に移転も含めた結論を出し、次年度はより具体的に、どの程度の大きさのものを造るのか、どういう財源を活用するのかというステップに進むことになる。

 ―移転候補地として、生涯学習センターラディアン周辺と東京大学二宮果樹園跡地が挙がっている。

 坂の上にある現庁舎については、利便性に関するご指摘を前々からいただいている。周辺環境や道路事情、何よりも防災の観点を第一に考えて場所を選び、町民、職員が安心して利用できる庁舎をシンプルに造ることを目指したい。

 ―駅前町民会館が3月で閉鎖される。

 駅前の一等地ということもあり、活用方法はしっかりと検討していく。あの場所を単体で整備するのではなく、周辺の町有地と合わせて一体的な活用方法を考えたい。利用されてきた方には不便をおかけすることになるが、町内には町立体育館やラディアンのミーティングルーム、町民センターをはじめ、地域の集会所など代替施設が多くある。次年度からは、開館時間の見直しや利用状況が一目で分かるような予約方法の導入を検討し、より使いやすい施設運営に力を入れる。

 ―昨年は子育て施策が充実した1年だった。

 学童保育が保護者運営から民間委託に代わり、働くお母さんの負担軽減につなげることができた。保健センター内には子育て世代包括支援センター「にのはぐ」ができ、保健師が妊娠期から相談に乗りながら出産・子育て期まで切れ目のない支援を行う体制も整った。小さな町だからこそできる、フェース・トゥ・フェースのサポートをますます充実させたい。

 ―一色小学校区地域再生協議会の発足から3年目を迎える。

 それぞれの部会で取り組みが本格化し、成果が表れ始めてきた。約100人の町民による合唱団を編成して音楽祭を開いたほか、一色小学校ではコミュニティースクールの準備を進めており、町内の全小中学校への導入に先立ついいモデルになると思う。公園・散策路部会では、富士山が見える眺望スポットやみかん山などを紹介する散策路マップの製作も進めている。町内外の人に、地域の魅力を知ってもらうきっかけになるのでは。

 ―シティープロモーションに期待することは。

 二宮の場合、移住してきた方などが個人やグループ単位で町を宣伝し、外に発信してくれている。昨年11月には有志団体の「にのみやLOVERS」が中心となって、横浜や川崎に住む移住希望者向けに交流・体験イベントを実施した。二宮に住んでいるからこそ伝えられる町の良さをPRしてもらえるのはありがたいこと。町民のパワーを受け止めて、町もしっかりとバックアップしていきたい。
 

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