ウクレレ発祥の地・米国ハワイで開催されたインターナショナル・ウクレレ・コンテストで、二宮小学校5年の守屋小梅さん(11)が12歳以下のソロ部門で第3位に入賞した。「上を向いて歩こう」を演奏し、日本語と英語で伸びやかな歌声も堂々と披露した。
コンテストには米国・日本・台湾・オーストラリアなど7つの国と地域から50組が応募した。演奏動画による1次審査があり、4部門各6組までを選出。本選はワイキキのショッピングモール内ステージで2月10日に行われ、計22組がエントリーした。
守屋さんは「みんなが知っている曲がいい」と家族で相談し、「スキヤキ」の題名で全米1位にもなったヒット曲「上を向いて歩こう」を応募演目に選んだ。3歳から12歳までのソロ部門で6人のファイナリストに入り、本選では浴衣を着て演奏を披露。「緊張したけれど、2番を英語で歌ったときは外国の人たちが『おおー』と驚いた様子で乗ってくれました」と守屋さん。
同コンテストは、有望なウクレレ奏者を発掘しようと、サザンオールスターズの関口和之さんが主宰する非営利活動団体ウクレレ・ファウンデーション・オブ・ハワイが主催。今年で7回目を数える。地元ハワイ出身の2人組ホノカ&アジータなど、コンテストで実力が評価され、プロとして世界で活躍するプレーヤーを数多く輩出している。
守屋さんは、ウクレレサークルに所属するイラストレーターの母サトコさんの影響で、小学1年の頃からウクレレを始めた。現在は茅ヶ崎市にある教室に通い、同市で行われるイベントや二宮の日曜朝市などにも出演。レパートリーは約30曲あるという。
ハワイではコンテスト翌日、ウクレレの祭典「ウクレレ・ピクニック」に参加。ミュージシャンのマイク真木さんと一緒にステージに立った。コンテスト出場者やプロの演奏家ら多くの人と交流する機会も得た守屋さんは「(3位入賞は)お父さんとお母さんに歌を教わって練習したことが良かった。これからも頑張って練習して、来年もコンテストに出られたら嬉しいです」と笑顔で話した。
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