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多世代交え 回せベーゴマ  中井町の普及支部が教室 

社会

公開:2018年6月8日

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「チッチのチ」の掛け声で真剣勝負に挑む子どもたち
「チッチのチ」の掛け声で真剣勝負に挑む子どもたち

 昭和40年ごろまで子どもたちが盛んに遊んでいたベーゴマ。中井町の厳島湿生公園でベーゴマの教室と大会が5月27日にあり、町内外から訪れた親子などが昔の遊び体験を楽しんだ。

 公園内に竹灯篭を灯す中井町の恒例イベント「竹灯篭の夕べ」の一環として、ベーゴマ普及協会中井支部が企画した。

 「ゲームやスマホばかりではなく、人と人が直にふれあうことが大切だと感じていた」と同支部長で食品会社会長の板橋克也さん。新聞記事でベーゴマ普及協会=東京都足立区=の活動を知り、地元でもベーゴマ遊びを広めたいと同会に連絡。今年2月に有澤次男会長と会って意気投合し、今回のベーゴマ教室と大会開催の運びとなった。

 催しには有澤会長自ら指導役として来町。初心者の小学生やベーゴマ経験のある年長園児、大人などを含めて約45人が教室に参加した。

 「低い位置からベーゴマを飛ばしたら、腕を引くんだ」。樽に帆布を張った床の上にベーゴマがなかなか乗らない子どもが、有澤会長のアドバイスを受けて何度も練習。ようやくベーゴマが床に乗り回転すると「そうだ。うまくなった」と褒められ、笑顔がこぼれた。

 井ノ口小学校4年の男子児童は「ベーゴマは紐を巻くのが難しいけれど、すごく回った時は楽しい。練習してお父さんとお母さんに勝ちたい」と話した。教室の後で大会が行われ、15人が3グループに分かれて真剣勝負を繰り広げた。

 ベーゴマ普及協会は、「ベーゴマを通じて、世代をつなぎ、地域をつなぎ、伝統文化をつなぐ」を理念に2015年に発足。小学校や学童クラブで指導するほか、地域の祭りや商店街の催しなどで教室や大会を開いている。「子どもたちは負けると本気で悔しがる。たかがベーゴマ、されどベーゴマです」と有澤さん。

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