大阪北部地震で小学校のブロック塀が倒れ児童が死亡した事故を受け、大磯・二宮・中井町でも町立小中学校や公共建築物のブロック塀調査が行われた。地震後の各自治体の動きをまとめた。 (6月25日時点)
大磯町
町役場本庁舎敷地内のブロック塀点検を実施。19、20日には学校と町教育委員会で町立学校4校敷地内のブロック塀点検を行った。一部に老朽化が見られたことから、安全性確保のため調査を継続し、必要に応じた対策を検討する。通学路の点検については町教委から学校へ協力を依頼した。
また滋賀県大津市と東海道五十三次市区町の災害時相互応援協定を結んでいることから、同協定の今年度幹事を務める静岡県函南町を通じて同市の状況を確認し「多少の被害はあったが応援要請は無し」と返答を得ていた。
二宮町
部長級以上が出席する政策会議で村田町長より各課へ、学校施設と公共施設のブロック塀の有無や危険性について点検する指示が出された。学校施設にブロック塀はなく、公園1カ所で亀裂があるブロック塀が確認されたことから早急に解体・撤去する。通学路については、主要な道路を学校が目視で確認し、緊急性のあるものは見つからなかった。引き続き通学路全体についても点検を行うと共に、児童生徒に対して注意喚起を行った。
中井町
18、19日に調査を実施し、小中学校にブロック塀がないことを確認。25日までの調査で公共施設についてもないことが確認された。通学路の点検については町教委から学校へ依頼した。また民有地のブロック塀については7月1日以降に回覧版を通じて、国交省の示す点検ポイントを参考に建築物の塀の安全点検を呼びかける。
なお県立高校では、県教育委員会の要請でブロック塀の位置や高さ、設置日などを調査し県に提出した。いずれもほとんどがネットフェンスで大磯高校のブロック塀は正門と北門の門柱のみ、二宮高校には無かった。
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