毎年1月から2月にかけて爆発的な流行をみせるインフルエンザが、今シーズンも感染拡大のきざしをみせている。大磯町と二宮町では学級閉鎖も発生するなど警戒が必要だ。
県衛生研究所がまとめている保健所別のインフルエンザ報告によると、平塚保健福祉事務所管内(平塚市、大磯町、二宮町)と小田原保健福祉事務所足柄上センター管内(南足柄市と足柄上郡5町)の定点医療機関当たりの報告数が、いずれも2019年第1週(12月31日〜1月6日)に「注意報レベル」の10人を超えた。さらに第2週(1月7日〜13日)には、平塚保健所管内で「警報レベル」の30人に達している。
昨冬は平塚保健所管内で年末に注意報、第3週に警報レベルになり、足柄上管内では第2週に注意報が発令。いずれも3月上旬に終息している。
連休明けに感染拡大
今シーズン、大磯町では昨冬より1日早い1月18日に大磯幼稚園1学級がインフルエンザ等による学級閉鎖の措置を執り、これまでに小学校2学級、幼稚園3学級で実施された。二宮町では昨冬と同日の1月16日に二宮小学校の4学級、中井町では1月21日に中村小学校の1学級で実施された(1月21日時点)。いずれも連休明けから増加しており、学校から家庭、職場などでの感染拡大にさらなる注意が必要だ。
インフルエンザは感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目や鼻、口を触れたりすることにより感染する。発熱や悪寒、頭痛など風邪の症状に似ているが、38℃以上の高熱を急に発症するなど、一般的な風邪より症状が重く、幼児や高齢者は重症化する恐れもある。
県では「手洗い・うがい、くしゃみ・咳のエチケットを心がけて感染を予防するとともに、ワクチンの接種も有効。インフルエンザが疑われる症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診してほしい。症状がある間は十分な休養と水分補給も大切」と呼びかけている。
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