二宮町は2019年度当初予算案を3月1日(金)の町議会定例会に提出する。一般会計は前年度比9・3%増の83億2000万円で、4年ぶりのプラス編成。役場新庁舎の移転整備やし尿等下水道投入施設改修のための事業費などを盛り込んだ。
歳入のうちの町税は、町民税が前年度並みの収入を見通すものの、固定資産税とたばこ税の減収によって前年度比0・4%減の34億2284万円を見込む。地方交付税と国庫支出金はいずれも増額となり、それぞれ11億9000万円、9億円弱を計上。町債は56・7%増の8億5400万円で、し尿等下水道投入施設や川匂橋の補修工事などで起債が膨らんだ。財源不足を補うため、財政調整基金から約1億円を繰り入れる。歳入全体に占める自主財源の割合は50・6%。
予算編成では、持続性のあるまちづくりに向けた定住人口の確保や防災対策などに重点配分しながら、業務の民間委託や敬老祝い金支給額の見直しなども図った。
おもな新規事業は、新庁舎の基本設計とラディアン裏建設予定地の埋蔵文化財発掘調査(8571万円)、百合が丘にある子育てサロンの中里への移転と一時預かりの実施ほか子育て支援の充実(3849万円)、学校給食業務の調理・配送・配膳の民間委託(3797万円)、公共施設予約システムの稼働(136万円)、高規格救急自動車の更新(3849万円)など。
5日に予算質疑
特別会計は前年度比0・9%増の77億7037万円。8219万円減の国民健康保険を除き、3つの特別会計がプラスとなった。介護保険は、要介護認定者数の増加に伴い介護サービス費なども増えることを見込み、1億3770万円増となる、過去5年間で最も多い26億1672万円の予算を編んだ。
2月26日に開会した町議会定例会は3月22日(金)まで。1日午前9時30分からの本会議で村田邦子町長が19年度の施政方針を表明し、予算案を提出する。5日(火)に予算総括質疑、7日(木)に一般質問が行われる。
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