名人級が釣技を競う国内のビッグトーナメント「第43回G杯争奪全日本アユ釣り選手権全国大会」に、中井町在住の川口忠秋さん(62)が出場する。7月3日に杉山祐一町長を表敬訪問し、全国大会の出場資格を得た予選会での優勝を報告した。
同大会は釣り具メーカーのがまかつが主催。6月20日に相模川の高田橋下流で予選会が行われ、150人の太公望が参加した。上位3割が通過できる予選で好釣果をあげた川口さんは、決勝へ進出。2時間で18匹のアユを釣り、優勝を飾った。
予選会は6月から7月中旬にかけて相模川のほか、栃木県の那珂川や高知県の仁淀川など12河川で開催。参加総数1380人の中から決定した各予選会の入賞者43人と前回大会の優勝者ら、がまかつ推薦者の計48人が全国大会に挑む。
釣り仲間から応援のベスト
27歳のときに「梅雨シーズンの趣味」としてアユ釣りを始めた川口さん。塗装業に携わり、やむなく仕事ができない日は川で竿を立てた。鮎好友(アユラブユー)というアユ釣りクラブの会長を務める。「魚と一緒。群れる習性があるんです」と笑う。
全国大会は8月4日から6日まで福井県の九頭竜川を会場に開催される。ホームグラウンドにしている酒匂川と比べて「流れが激しい。アユの体長が大きめでパワーもある。競技は体力勝負」と川口さん。全国大会の出場は今回が3回目で、過去の最高成績は15位だった。各地への釣行を通じて知り合った仲間が贈ってくれた、がまかつ製のベストに身を包み「出るからには優勝を目指して頑張ります」と意気込む。
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