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大磯宿場まつり 若者力で再発進 実行委員を一新 「昔と今をつなぐ」

文化

公開:2019年9月13日

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会場の松並木と実行委員会のメンバー
会場の松並木と実行委員会のメンバー

 大磯町の旧東海道山王町松並木で「第26回大磯宿場まつり」が、9月22日(日)に開催される。このたび実行委員会の世代交代があり、開催日やプログラムを一新。江戸時代の風情を楽しみながら、現代とのつながりを感じられるイベントに生まれ変わった。

 東海道五十三次で江戸から8番目の宿場町だった大磯宿。同まつりでは、歌川広重の浮世絵にも描かれた往時の風情が残る松並木沿いに露店が立ち並び、多彩な催しで賑わいを見せてきた。

学生も参加

 20年以上にわたりイベントを支えてきたメンバーの高齢化が進んだことから、実行委員会の一新が図られた。大磯でフォトスタジオを営む鈴木一成実行委員長(41)ら町内の有志に加えて、学生のアイデアを取り入れようと今年5月に学校関係に呼びかけたところ、意欲のある大学生と高校生7人が手を挙げた。その1人、広報を担当する齋藤恵祐さん(産能大1年)は「大磯との直接の関わりは無いが、将来イベント関係の仕事に就きたくて志願した。まつりを無事に成功させて、自分も成長できたら嬉しい」と思いを語る。彼ら学生を含む計11人を、元実行委員らがサポートしている。

 7月から企画会議を開き、準備を進めて来た実行員会では「今までの歴史とこれからの未来をつなぐ、が今回のテーマ。学生提案の企画もあり、昔と今の時代を同時に感じられる面白いイベントになる。ぜひ家族や友人と遊びに来てください」と来場を呼びかけている。

謎解き・タピオカも

 当日の露店数は約90軒。各店が趣向を凝らした店構えで来場者を迎え、特産品や野菜、軽食、陶芸、手芸など様々な露店で賑わう。和太鼓や沖縄三線なども披露される。

 新企画の目玉は、会場全体を使って大磯の歴史を学びながら親子で楽しめる「謎解き」や、会場の端から端を糸電話でつないで東海道五十三次にちなんだ53人で伝言ゲームを行う「糸電話チャレンジ」など。いずれも学生提案の企画で、他にも地元チーム出演のキッズダンスやフラ、星槎国際高校湘南アーチェリー部の協力によるアーチェリー体験、湘南マツダ協力の自動車お絵かきコーナー、DJブースも。人気のタピオカドリンクも販売される。

 まつりは午前10時から午後4時まで。荒天中止。会場はJR大磯駅から国道1号線を平塚方面へ進み、「三沢橋東側」の信号を左斜め(北側)へ入った道路。周辺に駐車場が少ないため、公共交通機関の利用を。詳細はフェイスブックやインスタグラム、ツイッターで確認できる(「oiso_syukuba」で検索)。

 問い合わせは同実行委員会【携帯電話】090・4068・0271へ。

宿場まつりのポスター
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