県立武道館で9月に行われた第63回神奈川県青少年剣道選手権大会で、二宮剣道部に所属する吉田奈央さん(平塚中等教育学校3年)が中学女子の部で準優勝した。兄の将吾さん(鎌倉学園高校3年)が17才の部で3位、16才の部で須藤多聞さん(弥栄高校2年)がベスト8に入る活躍をみせた。
3人は中郡を代表して同大会に出場。12の剣道連盟支部から選手386人が集まり、12部門に分かれて熱戦を繰り広げた。
「レベルが高い大会で中身が濃い試合と準優勝ができたことは、とてもうれしい」と奈央さん。昨年は1回戦で敗れたが、今大会では5回戦まで勝ち進んだ。
学校の剣道部員としても活躍し、7月に開かれた中学校選抜大会個人戦で3位となる好成績を収めた。兄にならい、4歳から剣道を始めた奈央さんは「高校に行っても好きな剣道を続けたい」と笑顔で話す。
大学受験を控え、この数カ月間は勉強に集中したという将吾さんは「久しぶりに出た大会は楽しかった。落ち着いて試合ができた」と振り返る。
高校の剣道部では、大学生剣道で団体日本一に輝いた経歴を持つ西山晃平監督に師事。二宮剣道部の先輩でもある監督と同じ教員になって、剣士を育成することが夢だ。
県ベスト8の須藤さんは「一本先取したのに返されてしまった」と悔しさを滲ませる。県立弥栄高校剣道部の主将。強豪私立を破り、昨年初出場したインターハイを再び見据える。「重圧もあるけれど、先生や先輩が見せてくれる背中から学び、日本一を目指して稽古に励む」と意欲を燃やす。
二宮剣道部は町立武道館を拠点に、未就学児からシニアまでの部員が心身の鍛錬に励んでいる。
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