大磯町議会の議会報告会が、11月17日に保健センターと国府支所で開かれた。9月の定例会で審議した2018年度決算審査の報告と共に、大磯駅周辺や大磯港の整備をテーマにした意見交換が行われ、子育て世代を含む町民から多くの意見や要望が上がった。
2会場あわせて約70人の町民が参加した今回の議会報告会。決算審査の報告では議員から、決算の内訳や一般会計決算を賛成少数で不認定とした際の賛成・反対討論の内容、決算特別委員会から町へ提出した生活道路の維持管理向上などを求める8項目の審査意見について説明があった。
「大磯駅前安全・安心にぎわい創出事業」と「大磯港みなとオアシス推進事業」をテーマに行われた意見交換では、初めに町が示している各事業の計画案や計画図、今後のスケジュールなどが説明された後、町民の意見を募った。駅前については「旧駐輪場跡地などを含めた行政案が作成された後、再度の町民説明会の開催を議会から町へ要求してほしい」、港には「入札後に変更工事の追加が出るのはおかしい。チェック機能は無いのか」など、町民の代弁者・町政の監視役としての議会に対し厳しい意見や要望が寄せられた。
またこの日、大石あきさんら町内の子育て世代から議会へ、独自に集計したアンケート調査の結果が提出された。駅前整備に対する同世代の意見をまとめたもので、10月にウェブ上で実施し、SNSで拡散した。7日間で696人が回答している。町にも提出し「子育て世代のリアルな声に耳を傾けて」と訴えた。
高橋英俊議長は「様々な意見を頂き、こうした場の大切さを再認識した。また若い世代が町政に関心を持ち、自分たちの手法で同世代の意見を集めたことに感銘を受けた」と語り、議会でも新しい広聴の形を模索し、来年の具体化を目指していることを明かした。
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