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4月26日
二宮町産落花生の復活や地域農業の継承を目的に活動する若手町民グループ「二宮落花生再生プロジェクト」が10月9日と10日、肥料や農薬を使わない自然農法で栽培した落花生の初の収穫作業を同町山西の畑で行った。
農業従事者が不在になった遊休地を借りて、今年4月からスタートした落花生栽培。この日は落花生の掘り取りや脱粒、大きさによる選別を行い22kgを収穫した。掘り取り後すぐに麦を植えることで土中の微生物を養い、来年の落花生栽培に備えるという。自然農法の指導をする二見幸夫さんは「落花生と一緒に別の野菜を育て、雑草も適度に残すなど畑に多様性を取り戻すことで、落花生の連作障害を克服できないか探りたい。代を重ねるごとに土地に合った作物が良く育つようになり、気候変動にも強くなる」と期待する。
遊休地活用にも
まずは3年をめどに、農業技術の習得や畑の土壌改良などに取り組むプロジェクトの1年目。メンバーの多くを若い移住者が占める。育児に適した環境を求めて都内から3年半前に家族で移住してきた森山智美さん(35)は「町の名産品の復活に協力できることが嬉しい」と収穫作業に汗を流す。プロジェクトに農地を貸す野谷勝博さん(51)は「兼業農家の父が亡くなり、自分も仕事があるため畑に手が回らない。無駄に寝かせているよりも、こうした活動に役立つほうが良い」と喜んだ。プロジェクトリーダーの阿部正美さんは「無事に煎り豆加工ができる大きさと量が収穫できてホッとした。来年は株間を広げたり、落花生と相性の良いコンパニオンプランツの栽培量を増やすなど、畑の土中環境をより良くする努力をして2年目に挑戦していきたい」と語った。
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