大磯町議会は6月2日の第2回定例会本会議で、「大磯駅前広場整備事業」を含む2022年度一般会計補正予算を賛成多数で可決した。同事業は3月定例会で批判が集中し、当初予算案から削除された「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」の計画を一部修正したもの。その変更点を確認する。
3月定例会の当初予算案で提示されていたのは、上の計画図。これには【1】道路標識の移設や自転車の走行位置を誘導する路面標示の設置などを行う「広場整備」、【2】交通島南側を一部縮小し車道の幅員の確保などを行う「ロータリー整備」、【3】東側の構造物撤去や交差点の形状を是正する「大磯48号線交差点改良」、【4】南側で電線類の地中化とそれに伴う舗装などを行う「歩道整備」、【5】バス・タクシー停留所や障がい者用乗降スペースの上屋などを設置する「その他施設整備」が盛り込まれていた。
修正後の計画図(下)では、電線類の地中化工事やバス・タクシー停留所の上屋設置などの景観・利便性向上を目的とした整備を再検討の対象として削除し、優先度の高い駅前広場の舗装や交差点の改良、障がい者用乗降スペースの上屋設置などの安全性向上・バリアフリー対応のための整備を残した。再検討部分については今後、町民にアンケート調査などを行い判断するという。
修正により用地の取得や実施設計を含んだ概算事業費は、3億5600万円から1億8700万円に減額した。減額の内訳は、電線類の地中化などの歩道整備(1億1100万円)、障がい者用乗降スペースの上屋を除く施設整備(4800万円)、上記の設計費を除いた実施設計(1000万円)となっている。
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