3年ぶりに行動制限のない夏の大型連休が始まった。大磯警察署(金成賢一署長)では、例年この時期に交通事故や犯罪、レジャーに伴う山や海、河川などでの事故が増加することから、管内で警戒や取締りを強化し、地域住民にも注意を呼びかける「夏の総合対策」を9月11日(日)まで実施している。
期間中、大磯署では大磯海水浴場や大磯ロングビーチの警戒をはじめ、少年補導活動や幹線道路・事故多発エリアでの交通取締りの強化、大磯漁港での水難救助訓練、高麗山ハイキングコースの点検やパトロールなどを実施している。
大磯署によれば、管内で今年7月に発生した交通事故(けがのない事故も含む)は116件、刑法犯認知件数は27件で、いずれも行動制限がなかった2019年を上回った。=左表
この時期は乗物盗や置き引きが起きやすく、「自動車から離れる時は、わずかな時間でも施錠を。プールサイドや海水浴場では荷物を放置しないように気を付けて」と同署。また盗撮や痴漢なども夏に発生する割合が高く、今年7月には3件発生。同署は「暗くなってから一人歩きをする際は、音楽用イヤホンを外すなど周囲の状況に注意を」と呼びかける。
海や山などでのレジャー事故についても、過去に発生したほとんどが8・9月に集中。19〜21年には高麗山のハイキングコースで滑落した2人が命を落とし、水難事故でも2人が重傷を負っている。「レジャーの際には体調や天候に十分注意するとともに、子どもから目を離さないで」と助言する。またオレオレ詐欺や還付金詐欺の電話も多発していることから「電話でお金の話が出たら詐欺だと疑って、警察に相談を」と被害に遭わないコツを披露した。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|