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能登半島地震職員派遣 3町からも被災地へ 避難所で仕分けなど従事

社会

公開:2024年2月16日

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取材に応える中井町の宇野田さん
取材に応える中井町の宇野田さん

 能登半島地震に伴う被災地への職員派遣を大磯、二宮、中井の3町でも行っている。中井町まち整備課の宇野田克俊さん(23)は、1月19日〜26日に石川県羽咋郡志賀町内の富来町地域で物資の搬入や搬出を担当。「日常が日常でなくなっていることを目の当たりにした」と振り返る。職員派遣はいずれも、県からの応援職員派遣要請に基づいたもの。

 「一度は経験しておきたいと思って」と、職員派遣に立候補した宇野田さん。若さを買われ、被災者が生活する避難所の隣の倉庫で物資の搬入や搬出、仕分けなどの力仕事を担当した。

 地震発生から2週間以上経ち、避難者の疲労や心労を実感したのは、仕分けを担当した食事について。朝は菓子パン、昼はおにぎり2個、夜はお弁当のルーティンだったが、とりわけお弁当は揚げ物がほとんどで、9割が高齢者という避難者への食事としては酷に映った。「僕にできたことは、おにぎりの味などが前日とかぶらないよう意識することくらい。『殺す気か』と言われたこともあった。皆さん限界だと感じた」と振り返る。

 職員派遣を通じ、日ごろの備えの重要性を再認識したという宇野田さん。「飲み水の物資は豊富に届いていても、軟水や硬水などの細かい指定には答えられないことが多かった。飲み慣れたものをストックすることや、あらゆる季節に対応した備えが必要だと思います」と話していた。

 応援職員派遣要請は2月13日時点で大磯町から3人、二宮町、中井町から2人を派遣。罹災証明書の発行や避難所運営支援に従事した。

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