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二宮町ダンススタジオ アンジェが全国3位 コンクールに落語で挑戦

文化

公開:2024年4月26日

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アンジェインザポケットのメンバー
アンジェインザポケットのメンバー

 二宮町のダンススタジオ「Ange in the Pocket(アンジェインザポケット)」(指導者/稲川千鶴さん、桜井達樹さん)の児童、生徒らが第81回全国舞踊コンクール児童舞踊部で3位に入賞した。同幼児部は入賞敢闘賞を受賞し、両チームとも6月15日に行われるアンコール公演に出場する。

 東京都のめぐろパーシモンホールで3月25日から4月6日まで行われた同コンクールには、全国から759組1200人が出場。バレエ、児童舞踊、現代舞踊などの13部門に分かれてダンスを披露した。

 アンジェが披露したのは落語をテーマにした「じゅげむ〜お座布の上は江戸の町〜」。リーダーとして、小学校2年生から中学校2年生までのメンバー13人を率いた關絵実華さん(13)=大磯中学校2年生=のユーモアセンスある演技に合わせて指導者の稲川さんが振り付けた。演目は關さん扮する落語家が高座に上がり、名人による「じゅげむ」の音声に合わせて噺家のような踊りを披露するところからスタート。しだいに加わってくる南米のジャズのリズムに合わせ、落語に登場する老人や子ども、商人たちに扮する演者が、踊りで江戸の「粋」を表現した。

 メンバーは踊りの練習だけでなく、実際に落語を覚えて、アンジェ関係者の前で発表したことも。關さんは「落語の事はあんまり知らなかった」と話すが、理解を深めるために古典落語「初天神」を暗記し、披露。「落語家を演じたので、声を出すときのしぐさなど、参考になりました」と振り返る。

 「寿」の紋が入った法被や着物風の衣装は保護者らが手作りしたもの。メンバー全員が昨年のコンクールで4位入賞した経験を持っていたことから、大道具には頼らず、踊りで勝負した。落語家を彷彿とさせる扇子や手ぬぐい、座布団で、メンバーの身長差から生じる余白を有効に使い、舞台を広く使って演出した。

 稲川さんは「今年は昨年の成績を上回りたいと思っていた。子どもたちの表情がキラキラしていると演技を見てくれた方に言ってもらい、それが評価につながったのではと思う」と話していた。

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