中井町葛川自治会 心身軽やかに体操サロン 健康増進と交流に一役
高齢者の孤立化を防ぎ、住民の交流や生きがいづくりを図ることを目指して自治会館などを拠点に展開されている地域サロン活動。世帯数22軒の「小所帯」ながら、中井町の葛川自治会(田中高志会長)では月2回、体操を取り入れた活気あふれるサロン活動を行っている。
「元気な人が多く、老け込むには早すぎる」。前年度の自治会長だった松宮保雄さんは、サロン活動を推進する県担当者の説明を聞いてあまり乗り気がしなかったという。活動内容に示されたのが輪投げや将棋などだったからだ。「人が集まる、楽しいことをやらないと」。そこで、健康増進にも役立つ体操を提案した。地区の健康普及員が講師になり、生活習慣病予防のための「軽やか体操」を取り入れたサロン活動を1年前に開始した。
9月3日のサロンには19人が参加。湘南ケーブルテレビの取材カメラが入り、「今日は参加者が多いね」と田中会長。中井町オリジナルの「しらさぎ体操」や「きよしのズンドコ体操」などでリズムに乗せて左右前後にステップを踏んだり、片足立ちで両手を広げるポーズを決めたりした。
4月から健康普及員を務める松永佐江子さんは「覚えるのが大変だけれど、DVDを見て練習してもっと上手になります」と意欲的。遠藤宏子さんは「脳の活性化にもなる」と話し、友人の満富せつ子さんは「ここは団結力が強い自治会。気持ちが通じ合う仲間との体操は楽しい」と額の汗を拭っていた。
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