第5次総合計画中期基本計画と人口減少社会における長期人口ビジョン、今後5カ年の具体的施策などを決める総合戦略を策定するため、二宮町は総合計画審議会と総合戦略検討委員会を設置した。第1回目の会議が8月5日に開かれた。
審議会は地区長連絡協議会と町商工会、社会福祉協議会の代表者、町議会議員、教育機関や金融機関の学識経験者など委員14人で構成。町民代表4人がオブザーバーとして加わる。検討委員会の委員は審議会メンバー18人が兼ねる。会長には神奈川大学経営学部の後藤伸教授が就いた。
初会合では、委員の自己紹介と事務局を担当する町職員による策定方針などの説明が行われた。委員からは「総合戦略は、国がやる気のある自治体を選別する『踏絵』のようなもの」「町外で外貨を稼ぎ、町外で消費している状況。域内の経済収支を高めることが重要だ」などと意見が出た。
村田邦子町長は「交付金ありきではなく、何が私たちに必要かを考えなければならない。二宮町のあり方を皆さんの知恵を借りて決めていきたい」と述べた。
8日には生涯学習センターラディアンで総合計画と総合戦略に関連する町民ワークショップが開催された。町民と町の若手職員ら42人が参加。二宮町を魅力的にする方法などについて話し合い、「情報発信」「ファミリー層・子育て」「コミュニティ活動」などを重大テーマにあげた。
審議会と検討委員会は来年2月までに計6回予定。両会の提言を受けながら、庁内検討組織は今年度内の計画・戦略策定を目指す。
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