二宮町の守屋滋記さん(44)が、フィンランドで6月25日から開催されるフリーダイビングの世界選手権に出場する。5月26日、二宮町役場に村田邦子町長を表敬訪問。4年連続5度目となる世界大会出場を報告した。
守屋さんは4月、千葉県で行われたインドアカップ館山で日本代表メンバーに決定した。世界大会では、潜水したまま水平方向に進む距離を競う、ダイナミックウィズフィン(足ひれ装着あり)とダイナミックウィズアウトフィン(足ひれなし)の2種目に出場する。
前回セルビア大会ではフィンありで171mを記録。昨年4月にインドアカップ東京辰巳で出した183mが自己ベストだ。フィンなしの自己最高は150mで、フィンランドでは日本記録157m突破を目指す。
海上保安庁の潜水士だった守屋さんは看護師として働きながら、国内外の競技会に出場。練習や渡航にかかる費用は自分で賄う。昨年の世界大会に続き、今回もインターネットで資金を募るクラウドファンディングを行っており、「同級生や親戚、地元の人、フリーダイビング仲間、最大の応援者である家族に元気を与えられるよう、精一杯チャレンジしたい」と意気込む。
イラストレーターの妻サトコさんとともに湘南の石のグッズを販売し、収益を国際協力や災害の復興支援などへ寄付するボランティア活動もしている。町長訪問の際は熊本地震の義援金を持参。日本赤十字社を通して被災地へ送られる。
海外遠征は仕事の都合で大会前日に現地入りするので、時差や環境に慣れるのに苦労するという守屋さん。村田町長から「体調を万全に整えて、頑張ってください」と激励を受けた。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|