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コミュニティースクール 豊かな学び拡充に期待 一色小モデルへ意見交換

教育

公開:2018年1月26日

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意見を交わすパネリスト
意見を交わすパネリスト

 4月から二宮町の一色小学校で先行導入されるコミュニティースクール(学校運営協議会制度)に関するフォーラムが20日、生涯学習センターラディアンで開かれた。同校コミュニティースクール準備委員を務める地域住民やPTA会長、学校長ら6人がパネリストとして参加。今後の取り組みや課題などについて意見を交わした。 

 コミュニティースクールは、学校と保護者、地域住民などが力を合わせて学校運営に取り組み、子どもたちの成長を支えていくための仕組み。「地域とともにある学校づくり」を推進する文部科学省のまとめによると、2017年4月1日時点で全公立小中学校の約1割にあたる3398校で同制度を導入。二宮町では19年度から町内全5校の小中学校がコミュニティースクールに移行する予定だ。

 フォーラムでは、パネリストが登下校時の見守りや校内環境整備、稲作体験などこれまでの取り組みについて報告した。「住民の善意で見守りをしているが、高齢化で見守り箇所が手薄になるのでは」「地域行事に参加する子どもが少ない」といった課題もあがった。

 前PTA会長の三田哲也さんは、三鷹市のコミュニティースクールで学習ボランティアによって小学5・6年生の学習到達度が向上している事例を紹介。地域に暮らすさまざまな人材を活用できるメリットを強調し、「その人たちの智恵と知識、経験を子どもに伝承していくことができる」と提案した。

 古正栄司校長は、児童にとって安全・安心な環境の確保や学力向上などが新しい学校づくりの利点であるとし、「子どもファーストの視点で取り組み、学校と地域、子どもと地域とのつながりを深めていきたい」と話した。

 進行役を務めた宮城教育大学の野澤令照特任教授は「みんなで目標を共有し、地域活動と学校活動が両輪となって、導入に向かって進んでいってほしい」と呼び掛けた。

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