山開き祝う 丹沢まつり 4月20・21日にイベント
今年も丹沢の山開きに合わせて「秦野丹沢まつり」が4月20日(土)・21日(日)に開催される。県立秦野戸川公園と市立西中学校をメイン会場に、山開き式やジャンボ火起こし綱引きコンテストなど、多くのイベントが催される。
登山者の安全を祈り、地域の賑わいづくりを目的としている同祭は、登山シーズンを迎える恒例行事。今年で57回目を数える。
20日(土)は西中校庭で前夜祭が行われる。午前11時45分の開会式を皮切りに、秦野観光和太鼓の演奏や、巨木を左右に引いた摩擦で発火するまでの時間を競うジャンボ火起こし綱引きコンテストなどを実施。午後6時50分には、花火と和太鼓で演出するキャンプファイヤーが最後を飾る。
山開き当日の21日(日)は午前8時30分から、大倉尾根隊は秦野戸川公園で、ヤビツ隊はまほろば大橋でそれぞれ山開き式を開催する。同公園では100人コーラスや和太鼓、アルプホルンの演奏に加え、「開山の鍵」の伝達、山伏が山門を清める「峰入の儀」、開山の門の開門を行う。
式の後は両隊とも塔ノ岳山頂を目指し「集中登山」に出発。山頂で両隊長が、登山者の安全の願いを託した「開山の鍵」を交換する。
集中登山の参加者には先着約1000人にミニペナントを配布。同公園までは、渋沢駅北口から無料バスが運行される。午前7時から5分間隔で、最終は8時20分。下山者には同公園そばのどんぐり山荘前で、秦野商工会議所女性会による甘酒の振る舞いもある(午後2時〜4時・無料)。
渋沢駅周辺で関連行事も
21日、西中校庭では午前10時30分から、太鼓や大道芸人によるパフォーマンス、ダンスフェスタやキャラクターショー、郷土の自然や歴史などを題材にした丹沢ご当地検定のクイズでまつりを盛り上げる。
午後1時からは目玉の一つでもある米倉丹後守子供大名行列が、渋沢駅周辺を行進する。米倉一族は堀山下の蔵林寺に埋葬されており、同行列は丹後守(現在の京都府の北部)に任じられた昌尹(まさただ)の大名行列を再現している。西小学校を出発し、同駅南口周辺を巡って北口前を通過後、同中学校に向かうルートで、手作り甲冑隊や山伏、きらびやかな衣装を身にまとった子どもたちの行列、秦野音頭流し踊りなどで賑わう。
また駅周辺の5商店会によるスタンプラリーも両日開催。参加商店会は、柳町商店会・渋沢駅前商店会・渋沢商店会・学校前商店会・堀川商店会。5つの店舗のスタンプを集め、6カ所あるチェックポイントで応募すると賞品が当たる。
問い合わせは秦野丹沢まつり実行委員会【電話】0463・82・5111、当日は西中学校会場【携帯電話】090・3089・5158へ。
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