2021年度全国学力・学習状況調査の秦野市における結果が明らかになった。全国平均や神奈川県の平均には及ばなかったものの、その差は前回調査(2019年度)と比較し、ほぼ横ばいだった。
この調査は、毎年全国の小学6年生(国語・算数)と中学3年生(国語・数学)を対象に実施されている(昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響により不実施)。
小学校の国語に関しては前回2019年度の全国の正答率63・8%と比較し秦野市では56%でその差が7・8ポイントだったが、今年度は全国平均64・7%のところ、秦野市は59%となり、その差は5・7ポイント。前回と比較して2・1ポイント改善傾向を見せた。
その一方算数に関しては、前回正答率全国平均66・6%と比較し秦野市の正答率は62%で、全国との差が4・6ポイントあったが、今回は全国平均70・2%に対し秦野市は65%となり、その差は5・2ポイント。前回と比較し、0・6ポイントながら差が広がった。
中学生の国語に関しては前回全国平均の正答率72・8%と比較し、秦野市は71%で、その差は1・8ポイントだった。今回の調査ではさらにその差を0・2ポイント縮め、全国平均64・6%に対し、秦野市63%で、その差はわずか1・6ポイントとなった。
数学では前回全国平均59・8%と比較し秦野市の正答率57%と2・8ポイント差があったが、今回の調査では全国平均57
・2%と比べ秦野市の正答率が54%にとどまり、その差は3・2ポイント。前回と比較しその差は0・4ポイント広がった。また、中学校の「国語が好き」という項目については全国平均60・8%と比較し、秦野市は62・3%と1・5ポイント全国平均を上回った。
ICTの活用全国平均上回る
同時に行われた質問紙による調査では、小・中学校ともにICT関連の質問で全国平均を上回っているものがあり、秦野市におけるICT教育の浸透を示す結果となった。秦野市教育委員会では「現在進める教育振興基本計画では2023年に全国平均までの向上を掲げ様々な取り組みを継続している。『子どもファースト』の理念で子どもたちの将来の為に何ができるか、求められている学力の向上にむけ、努力していきたい」と話す。
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