受賞した相原さん（左）。ともしびショップスタッフの鳥海さんと
秦野市手をつなぐ育成会（香坂勇会長・２９９人）の相原和枝さん（57・平沢在住）が平成23年度神奈川県障害者自立更生者・更生援護功労者の知事表彰を受賞。10月９日、伊勢原市民文化会館での第56回神奈川県身体障害者福祉大会で表彰が行われた。
相原さんは、知的障害者とその家族、支援者の会である秦野市手をつなぐ育成会での団体活動で、更生援護功労者として受賞した。
息子が障害を持ったことをきっかけに、平成元年に同会へ入会した相原さん。以来20年以上もの間、会での活動を精力的に続けてきた。「まわりが活発なので自然にそうなった」と振り返る。平成17年には副会長に就任。県手をつなぐ育成会理事や市内の福祉相談員として知的障害者の親をサポートする役も担っている。
秦野市保健福祉センター２階にある、ともしびショップ「ま木」では店舗責任者として５年前の立ち上げから携わってきた。同ショップでは障害者施設で作られたものの委託販売店と、障害者が働くレストランが併設されている。相原さんは、「障害者の働きの場、また立派に働いているところを皆さんに見ていただける場所として運営しています。福祉のお店だからと甘えることなく、お客様に喜んでいただけるいいお店を作っていきたい」と話す。
受賞について「率直に嬉しいです。受賞は家族のバックアップがあったからこそ、ひとりではできなかった」と語った。
活動の原動力になっているのは、息子との会話。「すごくかわいいんですよ」と笑顔がこぼれる。「障害者の母になったことで強くもなったし、いろんな人に出会えた。私の人生が変わりました。得たものがすごく大きいです」と振り返った。
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