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秦野版 公開:2014年2月1日 エリアトップへ

使用済み小型家電 リサイクルを開始 17カ所にボックス設置

公開:2014年2月1日

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各駅で協力を呼びかけた
各駅で協力を呼びかけた

 秦野市は使用済み小型家電のリサイクルを目的に、2月1日から専用ボックスを設置し回収を開始した。集められた家電は国の認定事業者に引き渡され、有用金属を取り出し再利用される。

 小型家電にはレアメタルや鉄、アルミなどの有用金属が使われている。国の推計では、使用済みとなる小型家電の量は年間約65万t。そのうち有用金属は約28万tで、金額にすると約844億円に上る。しかしこれまで、大半が取り除かれず廃棄物として埋立処理されており、また違法な不用品回収業者の不法投棄などによる環境汚染や健康被害が懸念されていた。

 これらを受け、国は昨年4月1日に小型家電リサイクル法を施行。秦野市も関東地方環境事務所の「小型電子機器等リサイクルシステム構築実証事業(第2次市町村提案型)」として採択され、ボックス製作や広報活動などの面で同事務所から支援を受け実施する。

年間2・3t見込み

 各ボックスで回収された小型家電はいったん市清掃事業所に集められ、国が認定したリサイクル業者に引き渡される。業者により有用金属が取り出され、その後各種製造メーカーで原材料として再利用される流れ。市は年間2・3tの回収を見込んでいる。

 回収専用ボックスの設置場所は、市内の公民館や市役所ロビー、保健福祉センターなど17カ所。回収する品目はボックスの投入口(30cm×15cm)に入る大きさのもので、携帯電話、デジタルカメラ、電子辞書、メモリーカード、懐中電灯など。実施する自治体によって国の指定する品目を選ぶことができ、同市がパソコンなどを除いた理由の1つとして、「『手のひら家電』にすることで手軽に持って来ることができるため」としている。

 地域住民への周知として、1月21〜29日の夕方に市職員らが市内4駅でチラシを各1000部配布。帰宅する住民らにリサイクルを呼びかけるチラシと、再生資源で作られたボールペンなどを手渡した。「この箱は何ですか?」と回収ボックスに近づいて興味を示す通行人も見られ、市の担当職員は「ご家族みんなで取り組んで頂ければ」と話した。

 市は今後、イベント内での回収や専用ボックスの設置場所拡大など、リサイクルしやすい環境整備に努めるとしている。問い合わせは秦野市清掃事業所【電話】0463・82・4401へ。

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