神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2014年2月13日 エリアトップへ

古谷市長インタビュー 大秦SC建替え、任期中に 各駅の駅広整備に意欲

公開:2014年2月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
インタビューに答える古谷市長(2月6日)
インタビューに答える古谷市長(2月6日)

 本紙では1月19日に行われた秦野市長選で再選を果たし、3期目の任期に入った古谷義幸市長にインタビューを行った。選挙戦を振り返ってもらうとともに、今後の市政運営についての具体策などについて話を聞いた。(聞き手は秦野支社長・露木敏博)。

私塾を開設政治家育成も

 -選挙戦を振り返っての感想を。

 「環境、福祉施策をはじめこれまでの成果に対する評価と健全財政を維持すべき、との主張が受け入れられたと思っている。無論、批判票は謙虚に受け止めるが今回の選挙戦はやや後味が悪かった」

 -対立候補からは「8年間貯金ばかりで、何もしていない」などと激しい批判を受けたが。

 「大型事業を完成させ、鶴巻温泉駅南口整備、今泉区画整理事業をはじめ懸案課題にも手を付けた。着実に仕事は進んでいる。貯金ばかりと批判を受けたが、財政健全化なしにまちづくりは進まない。財調は任期中に30億円増やした。公共施設の再配置をはじめ、無駄を削減し、結果として出てきたお金である。何もしていないといった批判は極めて心外だ」

 -選挙戦では労組をはじめ様々な団体から支援を受けた。支援市議も14人に上った。行革等、市政運営の足かせとならないか。

 「そうはならない。取り組んでいる行革は将来的に必ず行わなければならないこと。市民に痛みをお願いすることについては、きちんと説明責任を果たしていくことが大事だと思っている」

 -40%を切る低投票率だった。かつて秦野は良くも悪くも政争のまちといわれ、市民の市政への関心度は高かった。現状をどう認識しているか。

 「我々政治に携わる者として反省しなければいけない。市民の関心を高めるため、今後は年4回の議会後に、様々な団体に対し市長の立場として議会報告を行いたいと思っている。また、志をもった若者が勇気をもって政治に参加する意識を高めるため、政治塾を立ち上げたいとの思いがある」

 -政治塾とは。

 「政治家を目指す若者を対象にした勉強会をイメージしている。講師に現職国会議員やOBら、党派を超え様々な方をお招きしたい。1年半後の市会議員選挙を目標に、何人かを輩出できればと思っている」

 -政治家を目指す若者に訴えたいこととは何か。

 「金がなければ政治家になれない、ということは決してない。そして政治を志すなら、自らの足元をしっかりと固めてからということ。選挙は博打ではない。地道な政治活動の積み重ねである。その原点を忘れてはならないということを強く訴えたい」

 -市長の公約はスローガン的で具体性が見えないといった声も聞かれた。具体的に何に取り組むのか。

 「最後の任期になる。まずは次世代につけを残さないこと。優先順位を間違わず、財政的にはプライマリーバランスを保ちながら一つひとつの仕事を丁寧に行うことが大事だ。新しいものを作ろうということでなく、カルチャーパークを一例として経年劣化してきた施設をリニューアルしてきた。これらを完成させていきたい」

 -中心商店街のシャッター通り化がすすむなど、市内経済は冷え込んでいる。活性化策をどう考えるか。

 「既存商店街にこだわるだけでなく、新たな商業集積を作る努力をしていくことも必要だ。公共が持っている土地の再配置を行いながら、若者が集えるような新たな商業集積を作る努力をしていきたい。昨年、東海大学前駅の駅前広場でプロレス団体が招かれてイベントが行われた。非常に活気があって良かった。各駅の駅広を整備していくことも必要と感じた。また秦野駅北口の大秦ショッピングセンターの建替えも課題だ。任期中に何とか実現したいと考えている」

 -人口減少を抑えるため定住対策へは雇用創出が課題だ。どう取り組むのか。

 「職住接近は理想だが、通勤範囲をどこまでみるかという考えもある。また、現在小田急には秦野駅着ロマンスカーの増便も要望している。当然のことながら医療、教育充実を目指す。また秦野は景観が素晴らしい。公園、スポーツ施設などレクリエーション施設を充実させることで住環境を高める施策も行いたい」

 -副市長が辞職した。今後も2人制を続けるのか。

 「市長の権限の重さや災害時のトップマネジメントを考えると、補佐役の副市長は2人が望ましいと思っている。議会には理解を得る努力をしていく」

 -人選は。職員以外の登用を、との声もある。

 「現在熟考中だ。様々な意見を聞き、焦らずに決めていきたい」

秦野版のトップニュース最新6

ICT技術を本格導入

秦野市消防

ICT技術を本格導入

救急活動の効率化図る

5月17日

記念事業計画まとまる

秦野市市制70周年

記念事業計画まとまる

プレイベントは今年から

5月17日

キッチンカー年間出店

弘法山公園

キッチンカー年間出店

飲食需要に応え実証実験

5月10日

通報現場を「見える化」

秦野伊勢原消防本部

通報現場を「見える化」

スマホで映像を送信

5月10日

各種地図をまとめて閲覧

秦野市

各種地図をまとめて閲覧

デジタル化の一環

5月3日

カーネーション出荷ピーク

カーネーション出荷ピーク

市内農家で摘み取り進む

5月3日

お得なプランや商品いっぱい!みどりや祭

特別価格の水回り2点セットや大好評コミコミ塗装プラン、ペットのためのリフォーム相談など

https://k-midoriya.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook