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秦野版 公開:2014年10月2日 エリアトップへ

短歌大会で主催者賞 南中2年 宇野有輝恵さん

公開:2014年10月2日

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賞状を持つ宇野さん
賞状を持つ宇野さん

 小・中・高校生・大学生を対象に日本歌人クラブが主催する第8回全日本学生・ジュニア短歌大会(後援/文化庁、東京都教育委員会など)ジュニアの部(小・中学生対象)で、秦野市立南中学校の宇野有輝恵さん(2年)が日本歌人クラブ賞を受賞した。例年、秦野市から選者賞などの受賞者はいるが、それらを上回る上位入賞だ。

 宇野さんの作品は『木もれ日に竹は千本透かしあい青にも黄にも照る竹の節』。

 歌に詠んだのは今年5月に行われた鎌倉への遠足で出会った光景。2年次に短歌を学ぶことから、事前に遠足のことで短歌を詠むという課題を与えられていた。

 宇野さんは班ごとに行動するなかで「竹寺」とも称される功臣山報國寺を見学。およそ千本あると言われている竹の林に、5月のうららかな陽光が降り注ぐ昼過ぎに訪れた。「竹に光が反射して、いろいろな色の光がきれいだった」と報國寺の竹林を思い浮かべながら歌を詠んだ経緯を話す。遠足から帰宅し、その夜、入浴中に昼間見た光景を思い返し、五・七・五・七・七を指折り数えて詠んだ歌だという。

 はじめは『千本の竹木もれ日透かしあい』と歌い出したが、「最初に『木もれ日』というきれいな言葉を詠んだ方が歌全体としてきれいかな」と思い、詠み直し。入浴を終え、ノートに書き留め、親に見せると褒められ自信を持ったという。  指導に当たった同校国語科の渡部留香教諭は「大人っぽくて上手」と評し、宇野さんが歌を詠む前に書いたメモ書きの量の多さに思い入れを感じたという。宇野さんは「まさかこんなに大きな賞がもらえるとは思わなかったので嬉しいです」とはにかみながら話した。

市内から24人入賞秀作賞は小学生3人

 同大会同部への全国応募総数は5237首。市内から小中学生あわせて1393首の応募があり、宇野さんを含め秀作賞、優良賞、奨励賞などに24首が入賞した。表彰対象の秀作賞は次の3首。

▽北村美空さん(南小5)『梅雨の朝 大雨降って雨あがる土についてるいろんな足あと』▽大濱匠悟君(鶴巻小5)『生煮えのじゃがいもにんじんかみしめて野菜の味がわかったような』▽水落有里さん(末広小6)『キラキラとかがやく水をかきわけて伸ばした手足広がる自分』
 

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