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秦野版 公開:2014年10月4日 エリアトップへ

かみちゃん号本格運行 (株)愛鶴の自主事業で継続

公開:2014年10月4日

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かみちゃん号を利用する住民ら
かみちゃん号を利用する住民ら

 上地区乗合自動車「行け行けぼくらのかみちゃん号」が3年間の実証運行を経て、10月1日から本格運行を開始した。民間の交通事業者(株)愛鶴(本社/秦野市名古木407の3)の自主事業として継続される。

 上地区では2011年のバス路線廃止に伴い、新たな交通手段として乗合自動車の実証運行を実施してきた。上地区公共交通協議会(秋山重夫会長)が秦野市や国からの補助を受けながら、(株)愛鶴に委託し実施してきた実証運行。ルートや便数の試行錯誤を重ね、現在は湯の沢線、みくるべ線、柳川・八沢線の3ルートで運行されている。

 開始当初に比べて利用者は徐々に増えているものの、昨年度の1便平均利用者数は3・33人。赤字運行が続いていた。

 3年間の実証運行が終了するにあたり、秦野市と同協議会、同社が協議を実施。中止も危ぶまれる状況下で、同協議会は運行継続に向け地元10自治会に聞き取り調査を行い、料金の改定や賛助会設立など本格運行への道を模索してきた。

「熱意感じた」

 「継続したいという地元の熱意を感じ、続けるべきだと判断した」と(株)愛鶴の篠原俊正取締役副社長は話す。「弊社の理念は、交通事業者として社会的責任と地域貢献を果たすこと。地域の人々に喜んでもらえる仕事をすることでドライバーの意識が高まり、人材育成にも繋がる」。

 そこで同社は自主事業として経費全体の12%(年間約140万円)を負担し、継続することを決定。経費削減のため、利用者が比較的少ない夜の便を湯の沢線で3便、みくるべ線で2便カットし、運賃は現状の200円〜300円を維持する。

 「上地区の活性化のためには、交通機関はなくてはならない。高齢化が進み交通弱者が増える中、とにかく継続することが大事。積極的に使う雰囲気作りをし、ギリギリでも運行を続けられるよう働きかけていきたい」と話す秋山会長。市公共交通推進課も「持続するためには地域で支えることが大切。三位一体で取り組んでいきたい」と話す。

 篠原副社長は「自主運行で取り組むことが工夫に繋がるはず。常に危機意識を持ち、赤字幅の縮小を模索しながら、継続のモチベーションを維持したい」と話した。
 

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