JAはだの果樹部会キウイフルーツ部(諸星義晴部長・20人)の有志が生産する秦野産のキウイフルーツ「丹沢レッド」が出荷シーズンを迎えた。4年目となる今年は、昨年に比べて出荷量が倍増しているという。
丹沢レッドは赤い果肉を持つキウイフルーツ。糖度は18度ほどで、一般に広く流通するヘイワード種に比べ酸味が少なく、甘みが多いのが特徴だ。
同部では8年ほど前から、秦野ならではの特産品を目指して、50〜70代の有志7人が栽培を開始。同種の品質や収穫量の向上に努めながら、各自キウイフルーツ園で栽培を行っている。月に1度開く部会では、互いのキウイフルーツ園を訪問するなどして栽培法を学び合っているという。
現在、栽培面積は、大きな園で30アールあり、部全体で2・9ヘクタール。メンバーは共同で選果機を利用した選別を行い、販売も共同で行っている。
今年の出荷量は約6トン。昨年の3トンの2倍となった。これは、若木だった樹木が次第に成長し、成木に近づいてきたことで、収穫量が増えているためだという。
同種は枝の成長力が旺盛で着果数も多い。そのため、剪定や摘果作業を徹底する必要がある。諸星部長は「苦労もあるが、今後も収穫量を増やしていきたい。地場産品として秦野のみなさんにも親しんでいただければ」と話す。
市内ではイオン秦野ショッピングセンターやJAはだので販売しているほか、各園で直売も行っている。
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