秦野市が10日から15日まで実施している「交通スリム化キャンペーンはだの」。今年度、同キャンペーンに参加した事業所を対象に「交通スリム化キャンペーン奨励賞」が創設され、多治見無線電機(株)秦野工場(渋谷真二工場長・平沢245の1)が受賞した。
多治見無線電機(株)(本社/東京都渋谷区)は1923年に創業以来、ケーブルなどを繋げる産業用コネクタを製作しており、放送・通信分野では9割以上という高いシェアを持つという。秦野工場は1982年に設置され、従業員は50人。同キャンペーンには初年度から参加してきた。
同社はISO14001環境管理システム認定を取得しており、「環境への取り組みの一環で実施しています」と渋谷工場長は話す。マイカー通勤は15人ほど。昨年度、同キャンペーン中にマイカーから徒歩や自転車への転換、時差通勤などを実施し、その取り組みが評価され、奨励賞を受賞した。渋谷工場長は「徒歩通勤にしたことで健康に良いという声も聞いた。受賞を機に、来年からは通年で取り組んでいきたい。社員、パートの意識向上に取り組んでいければ」と話した。
2事業所に通年表彰
秦野市は2005年度から、交通スリム化推進事業を実施している。これは、通勤時間帯の渋滞緩和とCO2削減を図るため、マイカー通勤から徒歩や自転車、公共交通機関への転換を推進するもの。市は市内事業所に対して、年間を通した「事業所自主参加型エコ通勤デー」の実施協力を求めており、その功績が認められる事業所に贈られる交通スリム化優良事業所表彰に、今年度はコバレントマテリアル(株)秦野事業所(曽屋30)と(株)リンレイ秦野工場(曽屋180)が選ばれた。
「交通スリム化キャンペーンはだの」は、今年は11月10日から15日まで行われている。この期間は意識的に自動車ではなく、徒歩や自転車などを活用するといった取り組みを市民へ呼び掛けている。
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