秦野市議会の議場
秦野市議会本会議の生中継や録画映像をパソコンだけでなく、スマートフォンなどのタブレット端末からも閲覧できる環境整備が今年度から進められている。９月議会から導入される見込みだ。
市議会は議場にカメラ等を設置し、本会議の様子を生中継する映像配信システムを２００６年12月から導入している。生中継から２〜３日後には録画映像も市議会ホームページ上にアップされ、議会内容が閲覧できるようになっているが、これまでは映像処理の関係でパソコンでのみ閲覧ができる状況だった。一般視聴は生中継が平均約２６０件、録画映像は１カ月平均約１７０件で、市が実施したウェブアンケートでも「中継システムを知らなかった」が７割を超えていたという。
「気軽にアクセスできる環境づくりを模索してきました」と議会事務局。議員からの要望もあり、視聴手段にタブレット端末を取り入れることで利便性を図ろうと、今年度予算に初期費用21万６０００円（一式）を計上。現在の運営委託業務契約が６月末で切れるため、９月議会からの導入を予定している。
議会だより８ページ化へ
また、市議会からの情報発信の強化を目的に、年４回発行されている「議会だより」も２ページ増の常時８ページ発行となる。
議会だよりは定例会後の５・８・11・２月に発行しており、基本は６ページ（５月のみ８ページ）。原則として新聞折り込みで配布している。これまでは主に定例会の審議結果を掲載していたが「紙面が見にくい」といった市民からの意見もあり、今年度からページを増やすことにした。内容も審議結果だけでなく、議員の仕事や役割などについても触れていく予定だ。議会事務局は「市民の皆さんに市議会に関心を持ってもらえるようにしていきたい」と話している。
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