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秦野版 公開:2015年11月14日 エリアトップへ

秦野病院高橋理事長 白寿迎え生きる知恵綴る 『小さなことの積み重ね』発行

社会

公開:2015年11月14日

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高橋理事長(右)と笠原院長(左)
高橋理事長(右)と笠原院長(左)

 99歳で現役の医師として医療現場に立つ医療法人社団秦和会秦野病院の理事長、高橋幸枝さん(三屋在住)がこのほど、著書『小さなことの積み重ね』をマガジンハウスから出版した。

 すっと伸びた背筋、自分の足でしっかりと歩き「はじめまして」とにこやかな笑みを浮かべる。11月2日に白寿の誕生日を迎えたが、立ち振る舞いからは年齢を感じさせない。「長生きの秘訣は、と良く聞かれるけど、規則正しい生活とごく当たり前のことをしてきただけなのよ」と話す。

 自宅は病院に隣接した建物の3階。エレベーターはなく、階段を自らで往復する毎日だ。「できることをやる」が日々のモットーで、食事も自分で作り、食べられる範囲で旬の物を美味しく食べる。本ではこうした日々の生活が、生きるヒントとして綴られている。

 それまで大病もなく過ごしてきた高橋さんだが、92歳で大腿骨を骨折。その時「家に帰らないわけにはいかない」と必死にリハビリをしたという。退院し、自宅への階段を上る一歩目は勇気が必要だった。「でも一段上ってみたら、なぁんだ、大丈夫じゃない、と思ったのね」と振り返る。「人生も同じ。一歩目は勇気がいる。今までも成功ばかりではなかったけれど、自分の意志で決めた事なら失敗しようと悔いはないの。目の前にあるできることを一つひとつやるだけ」。そうやって積み重ねてきたことが現在に繋がっている。「今は感謝だらけ」と話す。

「与えられた仕事」

 1955年、中央林間に内科・小児科の高橋医院を開院。50歳で秦野市三屋に精神科の「秦野病院」を開設した。現在は経営を甥の笠原友幸院長に託す。

 「年を取ると誤嚥から肺炎になって亡くなる方が多くなるけれど、あれは反射作用が鈍くなるから。ゆっくり食べることが大切」と医師としてアドバイス。「自分のやったことを振り返ること」も大切だという。週1度、同院で医師として診療にあたる。高橋さんは「与えられた仕事」と微笑んだ。

■『小さなことの積み重ね98歳現役医師の”元気に長生き”の秘訣』高橋幸枝著/マガジンハウス発行/定価1100円(税別)

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