神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2022年4月22日 エリアトップへ

ジビエの解体施設を整備 新たな特産の創造めざし

文化

公開:2022年4月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
石井さん(左)とジビエ館の代表の五十嵐栄一さん
石井さん(左)とジビエ館の代表の五十嵐栄一さん

 秦野市三廻部に市内初となるジビエの解体施設の整備が進んでいる。手掛けているのは「製造元直売所 手打ち十割そば処 丹沢そば本店」(石井勝孝会長)。同社が中心となり運営している農業施設「天空の丹沢そば村」のひとつとして準備が進められている。

 同社は農業の6次産業化に乗り出し、認定農業者として市内外の自社農園でそばの栽培を手掛けてきた。1年間に同じ畑で3度のそば栽培を行う3期作に取り組み、大型農機具の導入と合わせ収穫量を増やしている。また、次世代の農業のすそ野を広げるために「農業アカデミー」を開校。仲間を募って、そば栽培のノウハウなどを伝えてきた。

 同施設は、農業アカデミーの活動拠点として整備。農の拠点として畑の他に、育苗施設などが整備されている。丹沢の麓に位置しているため「天空の丹沢そば村避難所」と名付けられ、今回、施設の一角にジビエの解体施設「丹沢そば村ジビエ館」の整備が進められることになった。

冷凍庫や水など、設備が整う

 同社ではこれまでに畑の鳥獣被害の脅威にさらされてきており、対策としてドローンなどを活用してきた。一方新東名高速道路が新秦野インターチェンジまで開通したことをチャンスと捉え、秦野市へ誘客を図るための新しい名物とするため観光の核としてジビエに目を付けた。

 「鳥獣被害対策にもつながることに加え、観光振興に役立つなどジビエのメリットは大きい。農で観光に寄与することで秦野の魅力が増せば、未来の子ども達のためになる」と石井さん。

 地下100mからくみ上げる豊かな天然水を利用し、施設内にはマイナス60度の冷凍庫をはじめ、ジビエを処理するための設備が整えられているという。

施設の下には同社のそば畑が広がる。眼下には市内を一望
施設の下には同社のそば畑が広がる。眼下には市内を一望

秦野版のトップニュース最新6

ICT技術を本格導入

秦野市消防

ICT技術を本格導入

救急活動の効率化図る

5月17日

記念事業計画まとまる

秦野市市制70周年

記念事業計画まとまる

プレイベントは今年から

5月17日

キッチンカー年間出店

弘法山公園

キッチンカー年間出店

飲食需要に応え実証実験

5月10日

通報現場を「見える化」

秦野伊勢原消防本部

通報現場を「見える化」

スマホで映像を送信

5月10日

各種地図をまとめて閲覧

秦野市

各種地図をまとめて閲覧

デジタル化の一環

5月3日

カーネーション出荷ピーク

カーネーション出荷ピーク

市内農家で摘み取り進む

5月3日

お得なプランや商品いっぱい!みどりや祭

特別価格の水回り2点セットや大好評コミコミ塗装プラン、ペットのためのリフォーム相談など

https://k-midoriya.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook