サイクリストも多いヤビツ峠
神奈川県はこのほど、２０２２年に県内33市町村を訪れた観光客の延べ人数を発表した。秦野市の延べ観光客数は、「日帰り」の大幅回復がけん引し約４１５万人。前年比49万人増（13・４％増）、コロナ禍前（19年）の約９割となった。
入込観光客調査は神奈川県が毎年行っているもの。調査期間は１月１日から12月31日まで。観光客の動向を「日帰り」と「宿泊」で調査し、県内の市町村別、観光地・観光施設別に集計が行われている。調査対象は観光地点、観光施設・観光行事に入り込んだ観光客で、明らかに地元住民の業務や休憩と認められるものは除外されている。
山人気や行事再開がけん引
秦野市の延べ観光客数は４１５万４０００人。「宿泊」が６万７０００人（前年比３０００人減、４・３％減）と微減だったのに対し、「日帰り」が４０８万６０００人（同49万１０００人増、13・７％増）と大幅に増加し全体を押し上げた。特に「ヤビツ峠」47万人（同８万８０００人増）・「秦野戸川公園」53万７０００人（同10万８０００人）など山の人気や「秦野たばこ祭」23万７０００人・「秦野市市民の日」13万人の再開などが来訪者の増加につながった。秦野市観光振興課の担当者は「ヤビツ峠の来訪者は昨年レストハウスがフルで営業できたことやサイクリストの増加で前年を大きく上回った。また、コロナ禍前には及ばないが、イベントの再開で観光客が戻りつつある」と話す。
県全体 コロナ禍前の８割
調査によると県全体の入込観光客数は１億６４０６万人。22年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の行動制限が限定的となり、イベントなどの再開や観光需要喚起策の実施などもあり、全ての月で前年を更新。コロナ禍前（19年）の約８割まで回復している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
