旭区老人クラブ連合会(田中弘一会長)で活動する万騎が原ゲートボールクラブが、10月13日〜16日に宮城県で開催された全国健康福祉祭(愛称・ねんりんピック)に出場。164チームの中から準優勝に輝き、10月25日には濱陽太郎旭区長に結果を報告した。
ねんりんピックは60歳以上の高齢者を対象に行われるイベント。ゲートボールのほかに卓球やテニス、囲碁、将棋など13種目で競われる。47都道府県・20政令指定都市で予選会を開き、代表が選抜される。万騎が原ゲートボールクラブは昨年9月の旭区老連大会、今年4月の市大会で優勝し、ねんりんピック出場を決めた。
ゲートボールには全国から164チームが出場。万騎が原の予選リーグは岐阜県、香川県、宮城県との戦い。3勝0敗で勝ち抜き、決勝トーナメントに駒を進めた。
シードでスタートした万騎が原は東京都「篠崎クラブ」に13―10、富山県「OHYU」に12―10、新潟市「東小針」に15―11と勝ち進んだ。最も苦戦したという鹿児島県「いろいろ」との準決勝では、ミスが連発するという悪い流れに。接戦だったが、終了約3分前に井野政五郎さん(85)が逆転勝利の一球を決め、見事決勝に。最終決戦の相手・滋賀県「北大津」は、万騎が原の平均年齢77・5歳に対し、60代が中心の若いチーム。結果は7-19と大きく差をつけられ、優勝を逃した。「スタミナも技術も上で完敗だった」とメンバーは話すが、大会後はさらなる技術向上を目指し、意識が高まったという。
主将の大沼幸七さん(77)は「それぞれが自分の持ち場をこなしてくれた。チームワークもとてもよかった」と大会を振り返った。
「アスリートの顔」
メンバー7人は10月25日、旭区庁舎を訪れ、濱陽太郎区長に準優勝の結果を報告した。大会会場は普段とグラウンドの状態が異なるため、ボールを転がす感覚に苦労したことや、準決勝での逆転勝利のエピソードなどを展開。濱区長は「164チームから勝ち抜く体力と気力が本当に素晴らしい。日に焼けて、引き締まった皆さんの顔はアスリートそのもの。偉大な先輩方の姿を見習いたい」と感心した様子だった。
今回のチームは本宿、鶴ヶ峰、左近山のクラブから3人の補強メンバーを迎えた選抜メンバー。出場を決めてからは県内の強豪チームに練習試合を申し入れるなど鍛錬を重ねてきた。ねんりんピックは2大会連続の出場はできないため、このメンバーでのチーム編成はひとまず休止となる。
出場選手は以下の通り(敬称略)▽片倉スマ子(77)/大沼幸七(77)/木川利男(86)/井野政五郎(85)/清水邦夫(75)/高梨三紀雄(72)/工藤久江(68)/小林和敏(80)
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