緑園に大学キャンパスが設置されているフェリス和英女学校(現フェリス女学院)をはじめとする、横浜の山手で誕生した5つの女子ミッション・スクールを紹介する「ガールズビーアンビシャス!横浜山手のミッション・スクール」が、4月19日まで横浜開港資料館(中区)で開かれている。
ミッション・スクールとは、キリスト教の教えを教育理念として設立された私立学校のことで、横浜は発祥の地。日米修好通商条約締結後の明治初頭、女性宣教師や修道女たちは、学校教育を通じてキリスト教の布教を実践しようと、山手に学校を開校した。会場にはフェリスのほか、共立女学校、捜真女学校、横浜英和女学校、横浜紅蘭女学校のノートや写真、制服など約140点の資料が展示。展示では、震災後に完成したフェリス和英女学校の仮校舎=写真=や、キリスト教の抑圧を乗り越え、日本の女子教育に貢献してきた道のりを紹介している。
フェリス女学院は、アメリカ人女性宣教師のメアリー・E・キダーにより、1870年に日本初の女子の近代教育機関として誕生。会場を訪れた西川さち子さんはフェリス女学院の卒業生で、高校3年時に創立100周年を迎えた。「日本で一番古い学校というのは誇り。NHK交響楽団を背に全校で『ハレルヤ』を歌ったことが思い出」と当時を振り返った。
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