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泉区版 公開:2015年5月28日 エリアトップへ

洋画家で、6月に15回目の個展を銀座で開催する 藤田 真理さん 緑園在住 66歳

公開:2015年5月28日

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絵への探求心は無限

 ○…神秘的な青色をベースに地球や金属、鉱物などをモチーフに描き続け、およそ30年。油絵の具を粒状に、細かく散らしたような独自の技法は、美術評論家からも評価されている。15回目の個展の目玉となる200号を2枚つなげた作品の制作もすでに最終段階。「長く描いていると『色々工夫したい、考えてみたい』って思うの。人にできないことをやるのが快感」と表情を緩める。

 ○…石川県出身。絵は子どものころから好きで、子ども向けの雑誌で賞をもらったこともある。大学で美術を学んだが、結婚後は3人の子どもを育てることに集中。子育てが落ち着いた時に高校の教員となり、美術を指導するようになった。描くことも教えることも経験したことで、多すぎるほど引き出しが増え、今に生きているのだという。現在は制作活動と並行して自宅で絵画教室を開いている。賞を取らせることが目的ではないが、熱心に学ぶ生徒が全国規模のコンクールで入賞したことを自分のことのように嬉しそうに語る。

 ○…趣味は「鉱物採集」。絵のモチーフに度々登場するだけあって、鉱物のこととなると目の輝きが一層増す。「水晶に手を当てているとすごく元気が出る」と話し、絵のイメージが湧いてくるのだという。「絵ばっかり描いていると疲れるじゃないですか。だから外に出て採集するのが本当に楽しい」。話をしているうちに、さらに気分が盛り上がったようで「個展が終わったら、富山の翡翠海岸で翡翠を探して、おいしいものを食べて、それで絵が描けたら…あぁ!最高」。

 ○…30年間を「あっという間。一瞬のよう」と振り返るが、すぐに出た言葉は「あと30年あればもっと良い絵が描けるかも」。描きたいものはまだまだあり、自身の技術もまだまだ進化を遂げる余地を感じている。「私、描くのを死ぬまでやめないわ」。作品の深く落ち着いた雰囲気とは対照的な熱い気持ちが溢れだす。

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