在宅医療と介護の橋渡しを行う「横浜市泉区在宅医療相談室」が1月29日に泉区医師会館(中田北1の9の8)内に開設される。市内で17カ所目。今後、関係機関と連携し、在宅療養者を支援していく。
市は、今後ますます進む超高齢社会に対応するため、医師会と協働で在宅医療連携拠点の整備を進めている。2013年11月に西区モデル事業がスタートし、泉区で17カ所目。今後、残りの戸塚区でも開設が予定されている。
相談室はケアマネージャーの資格を持つ看護師ら2人が対応。退院後も医療ニーズの高い患者に対し、在宅療養生活にスムーズに移行することができるよう、病院とかかりつけ医を結び付け、医療と介護事業者間のコーディネートを進めるのが主な役割だ。
背景には、団塊世代が後期高齢者となり、医療ニーズの急激な増加が迫っているという現状がある。病院のベッド不足も見込まれるほか、病気を抱えていても、住み慣れた家などでの療養を希望する人も多く、自分らしく過ごすためには在宅医療や介護の体制を整えておくことが課題だった。
相談室では退院時の支援をはじめとする相談・支援、病院やケアプラザ、訪問看護ステーションや歯科診療所、薬局等関係機関と連携、区民への医療や介護に関する各種情報の発信・啓発を行う。たとえば「かかりつけ医がいない」「往診可能な医師を探している」「訪問看護やリハビリの空き状況が知りたい」などの相談に利用できる。運営は祝日を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時。【電話】045・382・9810。
※電話は29日から対応。
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