横浜市立市民病院(石原淳病院長)=保土ケ谷区岡沢町=が経営の健全性や地域医療の貢献度などを評価され、2016年度の「自治体立優良病院表彰」を受けた。県内では4院目の受賞となる。
同表彰は自治体が設置した病院のうち、地域医療の確保に重要な役割を果たし、かつ経営の健全性が確保された病院を対象に、自治体病院開設者協議会と全国自治体病院協議会が毎年行っている制度。
同院総務課によると10年度から15年度の経営はいずれも黒字で、選考基準の「受賞年度の前々年度以前5カ年の各年度において黒字決算」という項目を満たした。
1960年の開設以来、50年以上に渡り地域の中核病院としての役割を果たしてきた同院は現在、33診療科、650床を備える。約200人の医師が診療に当たり、15年度の外来患者数は延べ約32万人、入院患者数は延べ約20万人だった。
また、「第一種感染症指定医療機関」に指定されており、エボラ出血熱などに対応できる県内唯一の病院となっている。
同表彰は86年度から始まり、県内ではこれまで小田原市民病院(91年)、藤沢市民病院(01年)、横須賀市立うわまち病院(14年)が受賞している。
9日に都内で開かれた授賞式で表彰状を受け取った石原病院長は「急性期を中心とする総合的な病院として、がん、救急、周産期、災害医療など、地域から必要とされる政策的医療、高度急性期医療への取り組みを評価していただいたことを職員一同が励みとして、これからもさらに地域医療において先導的な役割を果たしていきたい」とコメントした。
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