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泉区版 公開:2016年12月15日 エリアトップへ

ハンドベルアンサンブル「アルテミス」の代表を務める 吉川 すみさん 戸塚区在住 57歳

公開:2016年12月15日

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ベルの情熱、音にのせ

 ○…年間を通して区内を中心に福祉施設等で訪問演奏やイベント出演を行っているが、一年の中で最も忙しいのは、街中でイルミネーションが輝く正に今。「ベルで奏でるクリスマスソングをぜひ」とひっぱりだこだ。会では、毎年10曲以上を新たに習得するなど、なるべく同じ曲をやらないのがモットー。1年かけて仕上げた曲を中心に、場に合わせて曲をチョイス。曲順にもこだわり作り上げるステージには、ファンが多い。

 ○…7人のメンバーは、いずれも音楽経験者ばかり。週に一度の練習は、朝10時から午後5時まで7時間にも及び、練習の場でも練習モードにはならない面々だ。チームとしては小規模で、1人で10音を担当することもあるが、演奏は目をつぶって聴いても違和感がないことを追求。呼吸とアイコンタクトで旋律を奏で、あえて指揮者は置いていないのも特徴だ。演奏技術の向上とその技術をもって社会に貢献することが会として目指すところ。

 ○…ベルに興味をもったのは20年ほど前。ホテルで演奏を聴いたことがきっかけだった。ハンドベルに関しては全く知識がなかったが興味に任せて旭区の教室へ。ところが2、3年学ぶ内、自分の中にある自分らしい音作り・曲作りへの想いがこみ上げてきた。「どういうのが上手なのかもまだ分からない状態だったけれど、ただ教わることがつまらなくなっちゃって」と振り返る。その後、有志を集めて「アルテミス」を結成し、早15年が過ぎた。

 ○…保土ケ谷区出身で幼いころからピアノを始め、音大に進学。長年学んだ歌を生かし、コーラスやボイストレーニングの指導をしているといい、ハキハキした熱い口調にすらりと伸びた背中が印象的。「『音楽とともに』っていうのが嫌」と笑い、家ではクラシックも流さない。聴くのはもっぱらバリなどの民族系。「あ、でもこれも音楽よね」。困ったように話す姿も、どこかやっぱり楽しげだ。

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