緑園東小学校(副島江理子校長)で6月10日、大規模地震を想定した防災避難訓練が行われた。
同校は周辺地域の地域防災拠点に指定されており、訓練は毎年行われている。今回は、学校の近隣7地区に住む住民や保護者、同校の児童ら合わせて674人が参加した。訓練は、朝7時半に震度6弱の地震が発生したことを想定。各地域の一時避難場所に住民らが集合し、防災拠点である同校まで集団で避難する流れを確認した。
避難場所である同校体育館では、新聞紙を使ったスリッパの作り方や、毛布と物干し竿を使った担架の作り方、三角巾の使い方を学んだ。普段はなかなか交流することがない地域住民同士が顔を合わせることで、有事に協力できる関係を作ることもこの訓練の大きな目的。会場では児童と一般の参加者が互いに声を掛け合いながら取り組む様子が見られた。
地域防災拠点の林英一さんは「避難所では共助の精神が大切。知識だけではなく、そういう気持ちを育む機会になれば」と期待する。副島校長も「参加した5・6年生は災害時、十分地域の中で共助の役割を果たせると思う」と話し、「児童らが地域の方の顔を知ることができる機会は非常に大切」と振り返った。
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