ノンストップでMM21へ 1・3Kmのトンネル開通
神奈川区内とみなとみらい21地区をつなぐ「みなとみらいトンネル」が3月19日、渋滞緩和を目的に開通した。
同トンネルは1986年に着工。神奈川区山内町と西区みなとみらいを隔てる帷子川に架かる「みなとみらい橋」から、新港中央交差点の歩道橋「サークルウォーク」までの全長約1・3Km。当初、トンネル周辺の道路では想定を下回る交通量だったため、99年に完成してからも開通が見送られていた。しかし昨今の街区開発で週末を中心に混雑がみられるようになり、上部に通る国際大通りとの併用が決まった。今年同地区に、新たな商業施設や結婚式場などがオープンすることも開通を後押しした。総事業費は約300億円、開通のための基盤整備費は約1億5千万円。
開通当日は地元の本町小学校(長谷川祐子校長)3年生による渡り初めが行われ、約100人が参加。初めて歩いて通るトンネルに、児童の一人は「涼しかった。次は車でも通ってみたい」と感想を語った。市港湾局(中島泰雄局長)の小室敏祐建設課長は「トンネルを通れば信号を6基避けられるため、みなとみらいを通過したい車が渋滞に巻き込まれなくなる。交通が円滑になり、街の活性化につながれば」と話していた。
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