彫刻家・吉田直氏の個展が、5月8日からフェイアートミュージアムヨコハマで開催される。
吉田氏は、横浜市出身で東京芸術大学大学院修了。日本の伝統技法である寄せ木造りの木彫作品が特徴的。彩色は薄塗りを重ね、半透明着彩仕様とし、木彫りならではのノミ跡、木目を大切にしている。見る者の心を汲み、合わせ鏡となり対峙するその様は、現代の仏像彫刻のようでもある。本展では、過去10年間に制作した彫刻作品、デッサンを選抜し公開する。
寄せ木造りとは、頭部・胴体部を二つ以上の材木を使用して造る技法。動的な彫刻表現が可能になる他、像の軽量化や木の割れを防止する効果もある。
会期は5月8日から6月2日まで(月曜日は休廊)、午前10時から午後7時まで(最終日は午後4時まで)。入場無料。会場は鉄道各線「横浜駅西口」から徒歩6分、鶴屋町3丁目交差点すぐ。(問)【電話】045・411・5031
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