「出買坂(でげぇざか)」でヤミ市 六角橋との相乗効果も
横浜上麻生道路沿いにある西神奈川三丁目商興会(平林吉明会長)で21日、「出買坂ヤミ市」が初開催され、多くの人出で賑わった。
黄色いアーケードが続く西三商興会は、「ドッキリヤミ市場」で馴染み深い六角橋商店街に隣接し、周辺の商店街へつながる中心地点として知られる。この付近は約100年前、出荷に出かけた農家が休憩しているところに八百屋が買い付けに来たことから、「出買坂」と呼ばれていた。市電が走っていた頃には毎週のように縁日が行われていたこともあり、六角橋商店街に合わせてヤミ市を企画したという。
イベントは、上麻生道路を挟んだ六角橋商店街と反対側のアーケード下で行われた。「出買坂ヤミ市」と書かれた看板やカーテンのような電飾で、六角橋一帯がお祭りムードに。ビールやおつまみをはじめ、パキスタンカレーや洋服、ハンドマッサージなどが出店。喫茶店ではライブも開かれ、アーティストの歌声が会場を盛り上げた。「人出も多く、気に入ってくれている人もいた。来月以降も継続していきたい」と平林会長。子どもたちと訪れていた大迫龍一さんは「もともと六角橋のヤミ市に行っていたが、この一帯でもっと広げていってほしい」と喜びを見せた。
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