なでしこブランド 区内からカゴメが認定 女性目線でパスタソース
県内の企業などで女性が開発に貢献した優れた商品を、神奈川県が「神奈川なでしこブランド(KNB)」として認定する初の事業で、区内からカゴメ(株)神奈川支店=金港町=の「アンナマンマシリーズ ポモドーロパスタソースシリーズ」が選ばれた。
同商品は本格的なパスタを作りたい人のために開発されたトマトベースのパスタソースで、ラインナップは6種類。1999年の発売以来、徐々に売り上げを拡大。昨年新たに3フレーバーを投入し、今年度は11億円の売上を見込む人気商品だ。
商品化に2年以上
同商品は、子育て中の社員など20〜40代(開発当時)の女性3人・男性1人のチームで開発。味のみならず、捨てずに使えるスタイリッシュなデザインの瓶など、女性の目線を取り入れた。
食のトレンドに敏感な女性が多いため、「レストランの味に近づけようと、話題のレストランへ調査しに行きました」と、メンバーの原田美樹さんは話す。商品化まで2年以上かかったものもあった。
また、唯一の男性メンバーである林宏紀さんは、「『トマトクリーム』という商品の開発時、女性メンバーからマスカルポーネを使ってみては、というアイディアが出ました」と、女性らしい発想に感心したという。「今後もお客様の声をすくい上げて、長く愛される商品に育てていきたい」と意欲を語った。
今回、同社商品を含む83件の応募があり、KNBに44件、「なでしこの芽」1件、「なでしこの種」3件が選ばれた。
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