平川町にある朝飛道場が5月5日、講道館=東京都文京区=で行われた第34回全国少年柔道大会の団体戦で、3年ぶり5度目の優勝を果たした。
同大会には、予選を勝ち上がった都道府県代表の48チーム(東京2チーム)が出場し、熱戦を繰り広げた。
「応援が力に」
朝飛道場は1回戦を4対1で勝ち上がると、そのまま勢いに乗って5回戦の準決勝まで、わずか3敗(21勝)。前評判通り、順当に決勝戦へ駒を進めた。
決勝の相手は優勝候補の大刀洗豪武館(福岡)。「予選で一本負けをしていたので何としても勝ちたかった」。そう振り返る先鋒の佐藤琉絢くん(5年)が、値千金の一本勝ち。次鋒の宮崎元汰くん(5年)は引き分け。中堅の望月心人くん(6年)は、技有を取りながらも逆転負けを喫し、「大事な所で勝ち切れなかった」と悔しさをにじませた。副将は個人戦でも優勝したエースの工藤海人くん(6年)。「負けた中堅のために必死に戦った」と、得意の寝技で一本勝ちを収めた。大将の安齋雄裕くん(6年)は一本負け。「全く歯が立たなかった」と素直に負けを認めた。
対戦結果は2対2。優勝の行方は代表戦にゆだねられた。登場したのは引き分けだった次鋒・宮崎くん。「緊張したけど、みんなの声援は聞こえていた」。最後の力を振り絞って攻めに攻め、僅差で勝利。チームに優勝をもたらした。朝飛大館長は「荒削りな反面、怖がらずに攻め続けたことが勝利につながった」と選手を労っていた。
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